Moko551の徒然草

田舎へUIターンした社会人の雑帖帖。趣味の登山、バイク、DIY、小説について語りたい。

聞こえてくるのは建前か

最近、仕事終わりによく喫茶店に行く。

行く理由はただ一つ、家に帰ってもやりたいことが特にないため。

Youtubeで紳助さんの動画を見て、トークに引き込まれ、納得し、考えているようで実は何も考えずに笑っているより、有意義な時間を過ごしたいという自分へのささやかな抵抗のためである。

平日ならではの、場末の退廃した居酒屋然としたコメダ珈琲がお気に入りだが、いろんな店に行って見識を深めたく、初めてビリオン珈琲に行った。

まず目に入るのは調理場の風景。給食の調理風景然とした、視界を遮るものはなく、平らなステンレスキッチンにコーヒーミルや調理道具が置いてある。

おお、開放感があっていいなというのが第一印象。これは、ありかもしれない。

好きな席にどうぞ、と言われとりあえずあたりを見回す。

左奥のほうがペア席でゆっくりできそうだ。初めてで4人席を堂々と座る勇気を俺はまだ持ち合わせてはいないが、いつかはあそこに座ってやろうと思いながら席に着く。

頼んだのはアイスカフェオレ。コーヒーの味を楽しむならもっとシンプルな味を頼まなきゃと思いながらも、つい頼んでしまった。

味は・・・ちょっと苦め。

苦いなぁと思いながら、ふと聞こえてくる会話が印象的だった。

「あれ~そういえば〇〇さんのお子さんどうしたんですか?」→「学校を卒業して~働いている」みたいな会話が聞こえてくる。

とぎれとぎれに聞こえていた会話からは2人の関係がつかめなかった。女性がひたすら家族、身近なことを語り男性はひたすら聞いている、まるで興味なさそうに。

保険・お金が。途中からキーワードが変わった。保険の営業マン・相談者という関係なのかなという推測はついた。それよりも気を遣って話しているというのが、わかってしまうのが辛かった。笑いの声域や、トーン、テンポ。第三者視点で聞くと改めて実感する。

あ~自分もこういう反応している、話し方をしているのかな、反面教師にしなきゃというのが今日の教訓。人の話を聞くのって難しい、いろんな意味で。

僕はその間何をやっていたかというと、読書だったのだが、あまり集中はできなかったからすべてを聞き終わる前に帰宅した。

次は、水出しコーヒーを頼もう。