4ナンバー3人乗りと5ナンバー5人乗りのフリードスパイクの維持費の違い
前回の記事で、4ナンバー3人乗りフリードスパイクを購入したと書きました。
気になったのは、その維持費の差額。実際、いくらなのかをざっくり計算してみました。
※年式とか税率とかの変更で間違ってる可能性もありますのであくまで参考程度で
フリードスパイクの維持費 | 重課の対象外と仮定 | 同じ排気量・車両総重量と仮定 | |||
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※1年(12カ月)換算 | 5ナンバー(5人乗り) | 4ナンバー(3人乗り) | 差額 | 参考(軽自動車5ナンバー) | 参考(4ナンバー4人乗り) |
自動車税 | 34,500 | 8,000 | -26,500 | 10800 | 14300 |
重量税 | 12,300 | 6,600 | -5,700 | 4100 | 6600 |
自賠責保険 | 12,700 | 14,280 | 1,580 | 13185 | 14280 |
総額 | 59,500 | 28,880 | -30,620 | 28085 | 35180 |
車検有効期間 | 2年間 | 1年間 | 2年間 | 1年間 |
こうして比較すると、自動車税の差額が大きい。
豆知識として、4ナンバーといっても3人乗りまでの場合と、4人乗り以上で税額が結構変わるので注意。あと、4ナンバーで4人乗り以上は「自家用貨客兼用車(バン)」っていうのね。調べても4ナンバーで一括りにされていることが多かったので検索の仕方は意識したほうが良い。
【4ナンバーの大きな違い】
1:車検が毎年あること。毎年、車屋さんに頼むと代行手数料で結構持ってかれて、5ナンバーとあまり差がなくなるということもありえる。2年に1回、車屋さんでメンテナンスをお願いしている自分にとってはその影響はないが、毎年ユーザー車検に行くとなると少し手間かな。保安部品の確認したり、1日休む必要があるので。自分でオイル交換とかバッテリー交換など簡単なメンテナンスができる人向け。
2:任意保険が割高になる可能性があること。幸いうちの保険会社は割高にならないようなので一安心。
3:4ナンバー化してしまうと、5ナンバーに戻すのは難しい。詳しくは調べていないが、何度も変更できてしまうと登録や車検上、問題があるからだろうか。
以上、うまく節税?しようとしてもなかなかすべてを満たす手段はない。8ナンバー車両がその点は一番恵まれているのだろうなぁ。
【体験談】予備検査付きの車両をヤフオクで買って登録するまでの流れ【フリードスパイク】
突然だが、車を買った、ホンダのフリードスパイクという車を。
GWにタントで車中泊旅行をして、もっと快適に車中泊旅行をしたい!という純粋な欲求からだ。3年も乗ったし、軽自動車は物足りなくなってきた。
車中泊にも使える普通車で、ハイエースほど大きくなく、ステップワゴンほどミニバン・大家族向けていうイメージのある車は独り身の自分にはなんとなく合わない気がする。あとバックとかでぶつけるんじゃねという運転スキルの不安が。一度会社のハイエースをぶつけてバックドアやらかしたことあるし。
自分の運転スキルや属性・雰囲気に合う車っていう感じで探すとぴったりなのが「フリードスパイク」だった。他に検討したのは以前乗っていたファンカーゴか、新しめのシエンタだったが、年式や価格的に合わなかった。
となると車を探さないといけない。探す場所は、カーセンサーとかグーネットとかでもいいのだが、私はヤフオクをわりと普段から見ており、何度も車を購入した経験があるためヤフオクで探す。するとたまたま4ナンバー3人乗り登録の出品があった。走行距離は16万キロほどだが、年式のわりに綺麗で、出品者の経歴的にもすぐに壊れる車ではないだろう。構造変更されている車は珍しく、維持費が安いというのが決め手だった。
スペック:平成23年式・16万キロ・25万円ぐらい・4ナンバー3名登録・予備検査付き
安くね!?ということで現車確認もなしで落札した。運よく他の入札者いなかった。
出品場所は関東だから、夜行バスで引取りに行く。遠いなぁ疲れそうとマイナス思考ではなく、ドライブ旅行やとプラス思考で。旅の記録はまた書きます。
ところでこの手の車、いわゆるナンバーがない車を買う流れの体験談って巷にはあまりあふれていないように感じる。だから、忘備録もかねて詳細に書こうと思う。
予備検査付き車両は、ナンバーなしの車なので、登録は「中古車新規登録」と同じ扱いである。違うのは、車検を事前に行っているかどうかだけ。車検を事前に行っているので、陸運局では、書類の記入・法定費用を納めるだけでよい。ナンバー灯が×、といった車検に落ちる恐怖を感じずに済むのだ。
【落札から登録までの全体の流れ】
①車両の落札・支払 → ②書類一式を郵送で受領 → ③車庫証明申請、自賠責保険の加入、仮ナンバー申請 → ④車両引取 → ⑤車検場にて登録、仮ナンバー返還
落札後に出品者とのやり取りを通して、全体のスケジュールを決める。
車両引取日(④)を最優先で決めて、それに合わせて③と⑤を合わせていく流れをとった。今回、④を土曜日に設定した。関東と遠いため、土曜日は200㎞ぐらい走行、日曜日に300kmぐらい走行し、乗って帰ってきたいからだ。
④が決まると、③は金曜日、⑤は月曜日にするのが最も手間が少ない。
③の車庫と自賠責は同日に申請、仮ナンバーは引取日前日の金曜日に発行した。
⑤は引取日の翌週(火曜日)に登録、返還を同時に行った。
6/20に③、6/25~6/26に④、6/28に⑤というスケジュールだった。
こうすることで平日の有休取得を最小限にするように努めた。サラリーマンで自由に休めないので、午前中の有休(3回)で対応できた。地域によっては車庫証明が1~2日でできるらしいので、最小2回で登録までできるかも?
ちなみに車庫証明は6/20→6/28と8日間かかった。
【具体的な書類などの必要物】
車庫証明:車庫証明の申請をする前に、事前に書類をもらいにいきます。
自動車保管場所証明申請書(様式第1号)・保管場所標章交付申請書(様式第11号)・保管場所使用承諾証明書(様式第3号)・保管場所の所在図(様式第4号)を提出。様式第1号・11号は2枚ずつの合わせて4枚の複写式になっているのを警察署でもらいましょう。HPからもDLできますが、受け付けてもらえるのか不明。書き方自体は予備検査証見ながら書くだけなので特に難しくはないです。
難しいのは様式第4号の所在図で、窓口では「所在図記載欄」は住宅地図とか貼る、「配置図記載欄」は手書きでと言われました。が、今時そんな面倒くさいことしたくないので、これだけは「車庫証明web印刷」を使わせていただきました。めっちゃ便利。
車庫証明web印刷(グーグルマップから地図作成・PDF印刷)|車庫証明web印刷
所在図はGoogleマップの地図を、配置図はペイントで書きました。自宅や駐車場、道路の位置や道幅・大きさなどをざっくりとペイントで。
保管場所は、自宅と土地所有者が違うため提出。
書類をもらいに行く、2600円分の印紙を買う、提出、交付という流れです。
自賠責保険:特になし。予備検査証と印鑑証明書の写しを見せて、13カ月で加入。加入は車検場で行った、自動車会館のところ。
仮ナンバー:福井市のHPで「自動車臨時運行許可申請書」をDL、記入。予備検査証と自賠責保険を見ながら記入。運航の目的は「車検のため」、経路は出発地~経由地~到着地。到着地は車検場の住所を書いてと言われました。
車検場:予備検査証付きの車両は「中古車新規登録」と同じ流れで登録します。車検場の窓口で、中古車新規登録の必要書類と持ってきた書類確認をしてもらいます。
予備検査証・登録識別情報等通知書・自賠責保険・譲渡証明書・印鑑証明書・車庫証明書を持参、確認してもらう。OKだったので書類や登録案内をもらって記入。
もらったのは、「申請書(OCR申請書第1号様式)「手数料納付書」「重量税納付書(ピンク色)」です。受付の人が書くところに〇をしてくれます。手数料と重量税は書くところは簡単で、予備検査証を見ながら車体番号とかを書きます。第1号様式は、書き方自体が窓口の後ろの机にあるのでそれを見て書きました。住所コードはコードブックを見て書きます。書いたら手数料分の印紙を別館の自動車会館で買います。検査料700円と重量税6600円。そして、提出します。OKだったら名前で呼ばれ、車検証が交付されます。これで終わり!?と思うかもしれませんが慌てずに、まだもう少しあります。
次に自動車税申告とナンバー交付をします。自動車税申告書は書き方を見ながら記入します。記入が終わったら月割税額6000円を納めます。金額がわからなかったら受付のお姉さんに聞けば教えてもらえます、てか書いてくれました。その後にナンバー交付をしてもらいます。1540円。ナンバー交付時にナンバーボルト4つもらえます。
僕はここでナンバー取り付け用のドライバーを忘れたので借りました、感謝感謝。
そして、自分でナンバーを取り付けて封印をしてもらいに車を近くまで持ってきます。
係員にナンバー封印をしてもらい無事終了です。
文章で書くとすごく長く、めんどくさいですね。書類をたくさん書くので、調べるのが結構大変な所があります。もっと書き方や記載例を充実させてくれと思うのですがいかんせん、まだまだ業者向けのニッチな世界なのか自分で調べてある程度解決する能力が求められます。軽自動車検査協会はわりと細かく書類が書いてあり、初心者でも安心なのですが、普通車以外も扱う陸運局はなかなか一概に書きにくくて難しいという事情があるのかもしれません。ただ、記載自体は間違っていてもわりと受付の人が直してくれます。ちょっと間違っても二重線とかで消せばOKで、書き直せ!とかは言われません。偉そうに高圧的に対応してくる人もいません(ごく一部を除いては)。
【かかった費用】
電車賃:2000円ぐらい?
夜行バス代:8000円(3列シート・福井発)
仮ナンバー代:750円
車庫証明手数料:2600円(申請料2100円、交付料500円)
自賠責保険代:15020円(13カ月)
検査手数料:700円
重量税:6600円
自動車税:6000円(9/12カ月)
ナンバー代:1540円
合計:43,210円
【まとめ】
・社会人なら休みが取りやすい人に向いている。うちは時間単位で取れるので、その点かなり恵まれているのかもしれない。仕事が暇な時期を見極めること。
・時間と体力に余裕がある人にオススメ。夜行バス・最寄り駅までの電車代・帰ってくるまでのガソリン代合わせて2万円以下で乗って帰ってこれる。運転時間は下道で12時間ほどかかったが、寄り道しながらのドライブ旅行と考えれば楽しい。
ちなみに、関東から福井までの陸送だと4万5千円ほどかかるので半額以下。
・現車確認ができなかったら、車両の状態を細かく聞く。車両のメンテナンス記録簿があること、前回車検を整備工場で行っているか(ユーザー車検は避けるが無難)、喫煙車両だったか(意外と盲点)など。動画があれば一番いい、エンジン音も聞けると安心。今回はどっちもなかったが外装・内装・メンテナンス記録簿で程度は良いと判断。
・出品者の出品評価を見ること。自作自演の可能性は排除できないが、出品者での評価が「大変良い」が100以上あれば安心だろう。評価の少ないユーザーは危ない。評価が悪いアカウントの複製アカウントの場合があり、そういうアカウントから落札したユーザーの多くは泣き寝入りしているはずだから。
・自分で調べて書類とかいろいろ書く気力があること。自動車という動産、一種の財産を扱うという関係上、公的な機関に申請する書類をたくさん書きます。どれも別々のHPとかにまとめてあるので、都度調べて書類を用意・書いたりする必要があります。そういう手間を惜しまない人、気力がある人向けです。ぶっちゃけ、初めてでもなんとなく流れさえわかっておけばなんとかなります、私が最初そうでした。とりあえず、安く車を乗りたい!と思うなら少し頑張ってチャレンジすることをオススメします。
【忘備録】
・予備検査証発行日から有効期限は3か月
・車庫証明の印紙は8:30から警察署で買えます(地域差あるかも)
・車庫証明に予備検査証は不要、車名・型式・車体番号・自動車の大きさかければOK
・車庫証明は有効期限が1か月
・仮ナンバーは最大5日しか借りられない。金~月の4日間が最短なため、断られそうになったがなんとか5日まで伸ばせた。あと、自賠責・予備検査証の原本が必要。
・予備検査証がある場合は、車検場では車体確認は一切なし。ナンバーの封印の際に車 体番号をチェックするのみ。
・仮ナンバーがあるかとかは聞かれません、積載車で来ている人もいるためだろう
聞こえてくるのは建前か
最近、仕事終わりによく喫茶店に行く。
行く理由はただ一つ、家に帰ってもやりたいことが特にないため。
Youtubeで紳助さんの動画を見て、トークに引き込まれ、納得し、考えているようで実は何も考えずに笑っているより、有意義な時間を過ごしたいという自分へのささやかな抵抗のためである。
平日ならではの、場末の退廃した居酒屋然としたコメダ珈琲がお気に入りだが、いろんな店に行って見識を深めたく、初めてビリオン珈琲に行った。
まず目に入るのは調理場の風景。給食の調理風景然とした、視界を遮るものはなく、平らなステンレスキッチンにコーヒーミルや調理道具が置いてある。
おお、開放感があっていいなというのが第一印象。これは、ありかもしれない。
好きな席にどうぞ、と言われとりあえずあたりを見回す。
左奥のほうがペア席でゆっくりできそうだ。初めてで4人席を堂々と座る勇気を俺はまだ持ち合わせてはいないが、いつかはあそこに座ってやろうと思いながら席に着く。
頼んだのはアイスカフェオレ。コーヒーの味を楽しむならもっとシンプルな味を頼まなきゃと思いながらも、つい頼んでしまった。
味は・・・ちょっと苦め。
苦いなぁと思いながら、ふと聞こえてくる会話が印象的だった。
「あれ~そういえば〇〇さんのお子さんどうしたんですか?」→「学校を卒業して~働いている」みたいな会話が聞こえてくる。
とぎれとぎれに聞こえていた会話からは2人の関係がつかめなかった。女性がひたすら家族、身近なことを語り男性はひたすら聞いている、まるで興味なさそうに。
保険・お金が。途中からキーワードが変わった。保険の営業マン・相談者という関係なのかなという推測はついた。それよりも気を遣って話しているというのが、わかってしまうのが辛かった。笑いの声域や、トーン、テンポ。第三者視点で聞くと改めて実感する。
あ~自分もこういう反応している、話し方をしているのかな、反面教師にしなきゃというのが今日の教訓。人の話を聞くのって難しい、いろんな意味で。
僕はその間何をやっていたかというと、読書だったのだが、あまり集中はできなかったからすべてを聞き終わる前に帰宅した。
次は、水出しコーヒーを頼もう。
つい、今の自分を重ねてしまう【村田沙耶香・コンビニ人間】
村田沙耶香著作の「コンビニ人間」。タイトルから連想することは何だろうか?
コンビニといえば、どこにでもある・便利・24時間開いているといったことを連想するだろう。コンビニエンスストア・・・・Convenience+Store。直訳すると「便利なお店」だ。まったくもって違和感はない。
コンビニにもいろんなブランドがあり、そこで売っている商品も少しづつ違っている。セブンは弁当がおいしい、ファミマはファミチキ、ローソンはスイーツがいいといった風に。
違っているが求められていることは同じだ。どこでも・便利で・いつでもある程度の物欲が満たせる場所。あるいはトイレを借りに行く場所。
非日常ではなく日常の一部として存在していることが求められているのだ。
コンビニはそういう意味では主人公になりえない、ありふれすぎているから。普遍性のあるものを語ることは、その普遍性の歴史や運用形態など、ビジネス的な観点で語られることはあっても、中で働く一個人に焦点をあてられることはなかったのではないか。
僕はそう思っていたし、変なタイトルの本だなぁと名前を聞いた時は思った。
この本で語られるのは、その中で働く「人間」自体も「コンビニ」として普遍性を求められ、マニュアル化された「店員」として矯正されていった主人公、古倉さんという人間を通した現代日本社会の一端を描いている本である。
規格化されたシステムがあり、統一化された商品の陳列方法・言葉遣いがあり、慣れれば誰でも「マニュアル人間」として存在することができる世界、コンビニ。同時に、その世界に適応すらできない異物は容赦なく排除され、正常化され回っていく世界でもあると本は書く。
思い出すのは、小学校と就活だ。小学校では、男の子は黒、女の子は赤のランドセルを背負って集団登校して朝の点呼を受け、集団給食を食べ、集団下校する。同じ地区の子らが集まって1~6年生が登校し、班長は旗を持って皆を統率していた。誰も、信号無視をしたり勝手に飛び出したりしなかった。
先日、朝の集団登校風景を見かけることがあった。涼しく快晴の爽やかな朝だった。みんなマスクをして一言もしゃべらずざっざっざっと歩いていく様は、今も続く画一社会、右に倣うことで思考を停止し、マニュアル化した動作を求められることは、先生にとっては都合がいいが、同時に、彼らの思考・生活を抑圧しているのではないのかと感じさせられた。
就活では、みんな同じスーツ、身だしなみ、髪型、カバンで就活し、バイト・サークルリーダー、ボランティア活動をした活躍を語っていたように思う。自分もその例にもれずだったが。
この本を読んだのは二度目だ。確か、2018年。その時は、主人公の世界観にこの小説の面白さを感じた。自らを「部品」とし、人間社会を構成する一つの「歯車」として地道に生きていく世界観に。世界の主人公ではなく、あくまで自分は要素の一つでしかない、その思考回路に。
そして今日、もう一度本棚から手に取った。なぜ手に取ったのかというと、ラジオドラマかなにかでこの本の書評をしているのを聞いたからだ。不思議なもので、自分にとっては思い出に残っていなくても、誰かがそれを語っているのを聞いたりするとついもう一度読みたくなる。読みたくなるだけで実際に読むことはあまりないのだが。
そして今、読んでみると、また新たな価値を見出したことに気づいた。それは自らの変化ということもあるだろうが、自身もそのような人間になりつつあるのではないかという一種の共感からだった。毎日の生活が同じ動作で成り立っているからだ。
僕は一人暮らしだ。
6:45に起床し、一階に降りる。冷凍庫を開け、ごはんをチンする。同時に、冷蔵庫から牛乳とコーヒーを取り出しコップに注ぐ。卵と醬油を取り出し、チンが終わるのを待つ。
チンが終わったらTKGを作り、掻き込みながらスマホで朝のニュースをチェックする。
7:00になったら着替えをする。5分もかからない。
ゴミを家の横の公園に出して、車に乗り45分ほど運転し8:00までには出社。
出社と同時に自席のPCを立ち上げ、窓を開け他の共有端末も立ち上げる。
トイレに行くと同時に、朝の歯磨きを会社で行う。8:15頃から同僚が出てくるので挨拶をしながら8:30始業。だらだらと仕事をする。
12時になったらオートミール+お茶漬けの素を紙皿に入れ、お湯を注ぐ。12時15分までには食べ終える。食べ終わったら30分ほど読書か昼寝をし、12時50分には歯磨きを行う。13時に始業し、ダラダラ仕事を行い17時30分には終業である。
終業後は帰り道のコメダで読書するか、帰宅して着替えて簡単なご飯を作る。冷凍ご飯をチンして、フライパンでウィンナー卵焼きを作るのが主だ。そして、ネットサーフィンをして23時には一日を終える。
こうして書き出すとマニュアル化された動作を行っている部分がかなりあるのだ。
就業中に会話をするのは仕事に関することが主だ。個人的な話は興味を持たれていないからだろう、あまりされない。いや職場全体で個人的な趣味の話や日常の話をしている雰囲気がないから全社的なものなのだろう。昼休みはみんな自席で黙ってスマホいじりだし。だから日々の日常に変化を感じないのだ。
日常とはそういうものだろうといってしまえばそれまでなのだが。自分が変化を起こすのを恐れてしまうようになったから。本当は閉じこもりたくないのに、小さな殻に閉じこもることに慣れてしまった自分を嫌になる時がある。
受け答えの仕方や思考方法といった人間的な部分で、規格化された部品としての役割を演じ切ることに慣れてしまった主人公を描いているので、本の中身は自分の日常とは全く違うのだがなんとなく重ねてしまうのだ。
ふと似たようなタイトルでオマージュ作品を作れないか?と思った。
「マクド人間」だったらどうだろう。
うーんやはりだめだろう、ありふれているようで、ありふれていないような存在だ。
なんだろう、惜しいのだ。「マクドに行く」ことはあっても「マクドに寄る」という感覚がない。つい・なんとなくという感覚、「コンビニに寄る」という感覚と同じものが欲しいのだ。
そういう意味でやはり、「コンビニ人間」じゃないとだめなのだろう。
個人的な日常を書いてしまったため、あまりまとまりはない書評ではある。
とても素晴らしい本を読ませてもらえてありがとうと伝えたい。
【エブリィ】フロントガラスリペアして車検に行った結果【DA64V】
初記事がいきなりユーザー車検というマニアックな内容ですが、誰かの参考になればと思い投稿。
【ユーザー車検について】
今回はエブリィDA64V(実際はOEMのDG64V)を車検に通してきました。
この車両は今年の2月にセカンドカーとして購入した車両です。某ジモ茶で安く売ってたので、なんとなく勢いで買いました。6月中に切れるので今回受けてきた次第です。
車検自体は、ユーザー車検です。これまで多数のバイクや車を乗ってきましたが、ほぼユーザー車検で通してきたので慣れているほうだと思います。たぶん平均すると1年に1回は行っている暇人です。
それでも、毎回事前準備やチェックしておくポイントがあるので自分への忘備録としても細かく残しておきます。
受けた車検場は軽自動車検査協会の福井事務所です。
車検を受ける際の事前準備は予約と書類、車体のチェックです。
①予約 → 検査協会のHPで都合のいい日を予約。ユーザー車検ならトラブルを見据えて第1ラウンドの8時45~10時がオススメです。
②書類の用意 → 車検証・自賠責保険証書・納税証明書は車検場行くまでに必ず用意。納税証明書は、年度単位で証明であることに注意。今回は令和4年度納税通知書が届いていたのでその支払証明書(レシートみたいな半ぴら)を使えたが、4~5月前半ならまだ請求が来ていないので令和3年度分を使う。なくしていたら市役所で再発行。
書類は継続検査申請書(軽専用第2号様式)・自動車重量税納付書・軽自動車検査票を準備。検査票だけは自宅で用意できないので車検場でもらう。それ以外は印刷可。なお所有者以外の人が継続検査を通す場合は申請依頼書(印刷可)が必要。重量税の計算は次回自動車重量税額照会サービスを使えばOK。リサイクル証や任意保険証は不要。記載は各種HPでもいいし、当日車検場で書いてもよい。
③車体のチェック
メーター関係は、シートベルト・ハイビームでランプがつくか、警告灯が出てないか。
ライト関係はヘッドライトのローハイ、ポジションランプ、ブレーキランプ、ナンバー灯、バックランプなどがちゃんとつくか。光軸調整は落ちたらテスター屋でOK。
注意点はフロントガラス周辺にドライブレコーダーやETC機器がついていると外す必要があります。フロントガラス周辺には車検シール以外貼ってはいけないという原則があるみたいです。カーナビのアンテナは位置的に微妙らしいですが、詳しく調べなかったのでよくわからなかったです。なので今回は全部外しました。外すといってもフロントガラスに貼らないようにするだけなので下の写真のような状態でOKでした。
【フロントガラスリペアについて】
今回の車両は、買う時から説明を受けていたのですがフロントガラスに少しヒビが入っていました。この状態で車検は取れるよと言われたのですが、調べてみるとどうも微妙そう。というのもヒビの位置が運転席周辺であること、ヒビの大きさや明確な規定がないため検査官の判断によっては落ちる可能性があるとのことです。
車検の判断基準となっている道路運送車両保安基準の第195条によると「窓ガラスは損傷しても運転席の視野を確保できること、容易に貫通されないこと」とあるためです。
なので簡易的な修理で対策をすることにしました。それが、「フロントガラスリペアキット」を使うことです。
【リペア結果】
ユーザー車検をするためには、自分で不具合は直さないといけません。今回は持ち前のチャレンジ精神もとい、貧乏性で簡易リペアキットで自分で直すことにしました。
もちろん初挑戦です、なかなかガラスにヒビ入ることなんてないですし。そして思ったよりも簡単・安いので失敗してもなんとかなると思ったからです。
なにより、ガラスの傷が「パーシャルブレイク」というひび割れの仕方で、自分の中二病心がくすぐられたのもあります、もちろん嘘です。あと「パーシャルブレイク」っていう傷直したんだぜ~っていうとなんかすごそうに聞こえませんか?いや聞こえないか。
買ったキットは上のもの。ヤフーショッピングでレビュー数多いものがこれだった。アマゾンとかでも売っています。
①ポジショニングツール(吸盤式固定器具)
②レジンチャンバー(レジン注入用)
③プレシャードライバー(加圧用)
④レジン(UV)
⑤透明フィルム(レジン硬化用)
⑥カミソリ(レジンそぎ落とし用)
が内容物として入っていました。
施工風景は以下のように行いました。
まず、ガラス周辺の清掃を行います。パーツクリーナーとキッチンペーパーで汚れ・脱脂を行いました。次に①をガラス破損部の中心~中心少しだけ上にセットします。
次に、②をねじ込みます。①にはねじが切られているので時計回りにねじ込みます。そして、②がガラスに強めに当たる、押し込んだという感覚で止めます。その際にキッチンペーパーなどでこれから注入する④が垂れてきても大丈夫なように養生します。次に④を数滴垂らします。ドバドバ垂らしてもいいですが、漏れますので気持ち少な目で。
③をねじ込み、加圧します。これをねじ込んでいくとガラスの傷周辺にレジンが染み込んでいきます。何度か戻したり、ねじ込んだりしながらガラスの傷が消えた一番目立たない状態を探ります。ねじ込みすぎると傷が広がるようなので、それだけは注意しました。
5分ぐらい置いてレジンが染み込んだら①を外し、④を敷いてUVレジンを紫外線硬化させます。外す際に、傷以外の周辺部のレジンはどうせそぎ落としてしまうのでペーパーで拭いておきます。養生テープで四隅を固定しました。
そして、15~20分ほど日光に晒すとUVレジンが硬化するので、⑥でレジンをそぎ落とします。カミソリを使うなんて、傷がついたらどうしようと思いましたが、ひげを剃るように優しく行うと傷はつきませんでした。最初は、カミソリを寝かした状態でやると思いますが、慣れてくると立てた状態で、レジン部にピンポイントで力を入れて剃っても大丈夫だと気付くと思います。剃り終わったら最後はパーツクリーナーで掃除して無事完了しました。
結果として、他の事例であがっているようにはうまくできなかったと思います。ガラスと全く同化した状態、傷が埋まっているといった感じにはならなかったです。ヒビの筋みたいなのは目視できるし、傷の部分は若干ガラスが削れているので、検査ではどうなるのか?というのがかなり不安でした。施工した以上、これで車検を受けるしかないと覚悟を決め当日を迎えました。
【実際に車検を受けた結果】
当日、朝7時に起きる。いつも仕事に向かう時間と同じぐらいの時間だ、バイオリズムでこうなってしまうのだろう。当然、平日にしか車検場はやっていないので一日休みをもらう。今日はどうせノー残業デーだ、仕事も大事だが日々の生活も大事なんだと言い聞かせて準備をする。書類OK、車体OK、やる気OK。8時30分ごろに出発。気温は真夏日で熱く、やる気がそがれる。途中、信号待ちで再度書類をチェックすると車検証の書類だけ車に入ってないと気付く、慌てて戻る、電話機の横に発見、なぜクリアファイルに入れたのに忘れたんだと車内で自分を責めながら車検場へ向かう。
車検場は人が少なく、やはり3~4月の引っ越し・GW前シーズンを終えると閑散とするんだなぁと肌身で感じながらユーザー車検用の受付窓口へ向かう。今回、書類を事前準備・記入して受けたのだが、なんと書類が普通自動車用のものを使ってしまい書き直しさせられるという・・・家に車検書類のストックがあったのでこれでOKやろ!と思ったらまさかの普通車用。家にあるのを使うときはちゃんと書類が軽自動車用か確認しよう!(普通はストックなんてないという突っ込みはありますが)。
重量税だけはそのまま使えましたが、ピンク色の紙だったので支払するときにこれでOKなのか聞かれたり、審査員にこれ普通車用じゃねみたいなひそひそ話が聞こえてきたりと少し恥ずかしい思いを・・・シロートなので多めに見てねと内心開き直ってました。
車検の流れは、ユーザー車検窓口→重量税支払窓口→自賠責保険窓口→ユーザー車検窓口→車で実際の車検場へ→合格したらユーザー車検窓口で車検証引渡しという流れ。
そして車検場の中へ。まず外観検査。ここでフロントガラスをじっくり見られると思ったが・・・特に注視する様子もなく何も問題になりませんでした。拍子抜けとはこのことか、準備万端なときほど案外何事もなく終わるという通例か。
排ガス、サイドスリップ、鬼門のヘッドライト検査も無事に通過し、最後は車体をリフトに乗せて下回りを見るアトラクションばりの検査も終えて無事ハンコをもらう。
見た、来た、勝ったのだ、車検という宿命に。
指摘とは言わないが、チェックされたのはヘッドライトの光軸調整(レベライザー)を「1」で使っていたのだが、「0」に戻してねと言われた。
最後に、車検シールの貼り方間違えて外から次回の車検日付が見えなくなってしまいまいした・・・過去最高にうまくシール貼れたと喜んだ自分を殴りたい。説明をちゃんと読めばいいのに。暇なときにシール再発行してきます。
【まとめ】
検査手数料:1800円
重量税:8200円
自賠責保険:19,730円
リペアキット代(施工時間1~2時間):1000円
合計:30730円
で車検を受けることができました。
車は平成18年式・軽自動車・貨物・自家用のエブリィバンです。
ユーザー車検、毎度なんらかのトラブルはありますが無事に終えられてよかったです。
定期的な整備をきちんと行っている人だったら一度やってみることをオススメします。